ジュエリーまめ知識

ジュエリーをネットで購入するメリット・デメリット

コロナ禍で、オンラインショッピング(ネット通販)の便利さが広く認知されるようになりました。では、ジュエリーをオンラインショップで買うことはどうでしょうか。それなりの値段となるジュエリーをリアル店舗ではなくオンラインショップで購入するメリットはあるのでしょうか。また、気をつけるべきデメリットは何でしょうか。

ュエリーの購入は大きくはブランド起点とシーン起点の2ケースに分かれます。ブランド起点とは、あるブランドのイメージに魅了されそのブランドの商品が欲しいというケースで、シーン起点とは、デート・結婚式・ビジネスなどあるシーンにふさわしいジュエリーが欲しいというケースです。
オンラインショップをチェックする
ブランド起点の場合、雑誌やブランドのオンラインショップで購入候補を探すことはあっても、基本的にはリアル店舗で完結する場合がほとんどでしょう。したがって、シーン起点のケースでオンラインショップを利用するメリット・デメリットは、以下のようになります。

メリット
・時間と場所の制約を受けないので探しやすい
・中小ブランドも探しやすいので、見つかるデザインの幅が広くなる
・得られる商品の情報がリアル店舗より詳しいことが多い
・販売員の目を気にする必要がない
・納得するまで比較検討しやすい
・商品サンプル貸し出しならゆったり自宅で試せる
デメリット
・実物を手に取って確認することができない
・専門家のアドバイスを得にくい
・商品とサンプルの素材の違いに注意が必要
メリット・デメリットの詳細を、1.購入候補のジュエリーを探す、2.比較検討し購入する、3.購入した後、の3フェーズに分けて確認しましょう。
 

1.購入候補のジュエリーを探す

このフェーズでどれだけ納得できる候補を見つけられるかが、購買後の満足感に直結するので大切なフェーズです。オンライン(ネット)が最も得意とするのが、このフェーズです。逆に、営業時間中に店舗のある場所に行かなければならないリアル店舗では、非常に制約が大きく効率的ではないフェーズです。

ジュエリー業界は少数の大手ブランドと多数の中小ブランドという構成になっているので、中小ブランドもできるだけチェックした方がお気に入りを見つけられる確率が高くなります。場所や時間の制約が非常に少ないというオンラインショップの良さは、効率的に中小のブランドをチェックすることを可能にし、選択肢の幅(バリエーション)が広がります。また、リアル店舗を持たないオンラインショップの場合、店舗の維持・運営費が少なく済む関係で、リアル店舗より価格を抑えられているケースもあります。

オンラインショップは実物を直接見られないので、正しく商品を理解してもらうために、多くの商品画像や細かいデータを掲載している場合も多く、客観的なデータならばリアル店舗よりオンラインショップの方が得られることがあります。販売員を気にすることなく納得できるまで詳細を確認できることも、オンラインショップのメリットです。また、Googleの画像検索やpinterestなどのツールを使って気に入った商品に類似したものを検索しやすいことも、リアル店舗にはないオンラインの強みです。

ただし、商品画像等には注意点もあります。小さいジュエリーをじっくり見てもらうために商品画像のジュエリーは実物より大きいことが多く、商品画像から受ける印象と実際の商品の印象が異なることもあります。提供されている情報が不十分なこともあるでしょう。この懸念は次フェーズで解消する必要があります。

2.ジュエリーを比較検討し購入する

ある程度の数の購入候補が見つかったら、その中から実際に購入する商品を選ぶフェーズになります。検討項目とその優先順位を決めて比較検討することになりますが、リアル店舗にもオンラインショップにもメリット・デメリットがあります。
オンラインショップでジュエリーを購入する
画像の商品(一部は試作品)はこちらです 商品一覧
リアル店舗では、購入候補の商品があればすぐに手に取って確認ができることが最大のメリットです。経験豊富な販売員がいれば、色やサイズなどその商品に関する客観的なアドバイスだけでなく、よりふさわしい商品の提案など、自分一人で考えている場合には得られない情報が得られることもあります。ただ、販売員がいることがプレッシャーになり、リアル店舗では比較検討しづらい方もいらっしゃいます。また、候補を見るためにいくつか店舗を回らなければいけないことが負担になることもあります。

最近のオンラインショップは、宅配で商品サンプルを貸し出すところが多くなりました。前述したように、商品画像から受ける印象と実際の商品の印象がことなることもあるので、認識違いを避けるためにも、商品サンプルは積極的に利用しましょう。家にいながら複数の店舗の商品サンプルを比較することもできますし、商品サンプルの貸出期間はリアル店舗の滞在時間より長いので、じっくり検討することができます。また、専門家のアドバイスが欲しい時は、チャットやメールでの問い合わせに対応しているオンラインショップもあるので、利用してみてはいかがでしょうか。

ただし、商品サンプルには注意点もあります。まず、商品と商品サンプル(多くはシルバーにめっき)の素材の違いを確認しましょう。商品がプラチナやゴールドの場合、商品サンプルと色が微妙に異なることがあります。また、同じ体積でもゴールド(K18)はシルバーの約1.5倍、プラチナは約2倍の重さになります。また、宅配なのでリアル店舗に行った時のようにすぐに試着できるわけではありません。オンラインショップでジュエリーを購入する際は、日程的に余裕を持ったほうが良いでしょう
 

3.ジュエリーを購入した後

ジュエリーは高額なので、購入した後も大切なフェーズです。主に返品・交換とアフターサービス(修理やクリーニング)を受けることが考えられますが、対応はショップによってまちまちです。したがって、リアル店舗でもオンラインショップでも、購入前に対応してもらえる範囲とその内容・制限を確認することが大切です。リアル店舗では店員に尋ねれば分かりますが、オンラインショップでもサイトに記載されていることが一般的です。なお、アフターサービスには無償と有償があります。

特にオンラインショップは、(商品サンプルは見ても)商品の現物を見ないまま購入することが多いので、返品・交換の条件をしっかり確認しましょう。不良品以外は返品・交換不可だったり、返品・交換可でも何日以内などの条件があることがほとんどです。

これはリアル店舗・オンラインショップ共通ですが、商品によっては修理が難しいケースもあります。例えば、指輪のサイズ直しでは、細かい模様が全周に入っていたり、大きな宝石がついているなど、デザインによってはサイズ直しできないことがあります。また、ピンクゴールドやホワイトゴールドは加熱すると割れやすいなどの理由により、修理ができないこともあります。

ュエリーをオンラインショップで購入することには、メリットもデメリットもあります。デメリットを理解して自衛する対策を施しながら、メリットを最大限に享受して、ぴったりのジュエリーを探して身につけ、心豊かな時間を過ごしませんか。

なお、オンラインショップ(ネット通販)は「早い」というイメージがありますが、ジュエリーに関しては日程的に余裕があるときに利用した方が満足感が得られると思います。商品サンプルの貸し出しには配達の時間がかかりますし、商品の在庫を持たない受注生産型のショップも多いです。ジュエリーは高価ですし精神的な豊かさをもたらすものですから、選ぶ時間、商品が届くまでの時間を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
Another You は、ビジネスシーンにふさわしいジュエリーを製作・販売しております。また、日本ジュエリー協会認定ジュエリーコーディネーター在籍店であり、様々な業界のお客様とのビジネス経験がございます。確かな知識と豊富なビジネス経験にもとづいて製作・販売している Another You のジュエリーを是非ご覧ください。
Another You の「特長」と「サービス」を見る

関連投稿

関連する投稿やこの他の投稿は上部の「BLOG」メニューなどからもご覧いただけます。
ビジネスシーンにジュエリーは必要ですか
ビジネスシーンのジュエリーは女性の味方
ビジネスシーンに相応しいジュエリーのデザイン
他の投稿を見る

公開コメントはありません。
最初のコメント投稿者になっていただけませんか?

よろしければ、コメントをお願いいたします。

ご記入後「送信する」ボタンを押していただき、エラーが表示されなければご投稿完了です。コメントの公開まで少々お時間をください。