立場にふさわしいビジネスファッションとはどのようなものであるか、多くの働く女性が悩んでいます。男性には「スーツ(背広)+シャツ+ネクタイ」というビジネスファッションの『型』がありますが、ビジネスの世界に進出して歴史の浅い女性には『型』がありません。ビジネスの現場で責任を負うアラウンド管理職には特に『らしさ』が求められるため、最も悩みが深いと言えるでしょう。
アラウンド管理職に求められるのは、「この人は仕事ができそうだ」「この人に仕事を任せたい」という信頼感につながるビジネスファッションですが、女性はどうしても違う視点でファッションを選びがちです。アラウンド管理職のNGジュエリーコーディネートをご紹介し、ふさわしいジュエリーはどのようなものか考えます。
信頼感につながるビジネスファッションと考えると、男性と同じようにスーツ、特にテーラードスーツがベースになることが多いでしょう。よく見かけるのは、テーラードスーツ+ラウンドネックのカットソー+プチ・ネックレス(ダイヤモンドなどの宝石がワンポイントついたネックレス)のコーディネートかもしれません。このコーディネートは、男性のシャツ+ネクタイという構築的なVゾーンに対し、非常にシンプルですっきりしており、女性らしいコーディネートです。繊細なチェーンが好きな女性は多いですし、控えめな大きさの宝石ならビジネスシーンでも違和感が少ないと考えての選択でしょう。
しかし、プチ・ネックレスはまだ若いメンバーであればふさわしいでしょうが、アラウンド管理職のコーディネートとしては物足りません。アラウンド管理職が身につけるジュエリーは、ある程度のボリュームがないと自信のなさや力量不足という印象を与えやすいからです。また、小さな宝石と細いチェーンという組み合わせは、誰がつけても同じようにしか見えず、その人らしさが表現できません。繊細なチェーンは、少し離れると見えなかったり、長さによっては首のシワのように見えることもあります。また、ボリューム感を出すために宝石を大きくすると、ビジネスシーンにはふさわしくなくなります。特にラウンドブリリアントカットのダイヤモンドは0.1カラット(直径3mm程度)を超えると輝きが増すので、ビジネスシーンでは0.1カラットまでをおすすめします。ビジネスシーンでのダイヤモンドは、輝きのためというよりその精神性を重視すべきでしょう。ダイヤモンドの語源は、堅固で侵しがたいものという意味のギリシャ語 adamant です。
つまり、アラウンド管理職が身につけるジュエリーには、自信や力量を感じさせるようなビジネスシーンにふさわしい適度なボリュームが必要で、そこにその人ならではの要素が加われば、多くの選択肢から選ばれるような印象マネージメントが出来るでしょう。次回以降も、スーツにあわせがちなジュエリーコーディネートの問題点と、どのように改善すればよいのかを数回に分けて考えます。
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